おはようございます。
年間、小説やマンガ内で〇される人数は何人ぐらいなんだろう?
キリュウです。
今回は講談社さんから刊行されている「十戒 / 夕木春央」を読んだ感想ブログとなっております。
よろしくお願いします。
著者プロフィール
夕木春央(ゆうき・はるお)、2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。同年、改題した『絞首商會』で小説家デビュー。2022年発刊の『方舟』で「週刊文春ミステリーベスト10」2022国内部門と「MRC大賞2022」のランキングで1位を獲得。
あらすじ
殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。
浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島(えだうちじま)を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。
「十戒 / 夕木春央」を読んだ感想
YouTubeの『ほんタメ』で紹介されていたのをキッカケに読んでみた作品です。
設定が少し厳しいのかなと感じつつも、閉じ込められた島内で起こる連続殺人がとても怖かったです。
島に上陸した9人の男女それぞれ怪しかったのですが、何となくこの人が犯人っぽいな~と思いながら最後まで読んだら正解でしたね。
さすがにオチや犯人がなぜ殺人を犯したのかまでの理由はサッパリだったので、見事にしてやられました。
ちなみにボクは冒頭から9人の名前と特徴がなかなか覚えられなくて、紹介シーンを何度も読み返しましたよ(笑)
おわりに
ミステリ作品を見たり読んだりする時、常々疑問に思っていた展開がラスト部分で一瞬垣間見られたのが面白かったです。
【第6回 ほんタメ文学賞 たくみ部門候補作】にノミネートされていましたね。
大賞に選ばれて筆者が来てくれたら嬉しいけど、望み薄かな。
『方舟』が未読なので近いうちに読んでみたいと思います。
終わり!