こんにちは!
キリュウです。
今回は映画「国宝」を観てきた感想ブログとなっております。
よろしくお願いします。

あらすじ
任侠の一門に生まれた喜久雄は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまう。喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎は彼を引き取り、喜久雄は思いがけず歌舞伎の世界へ飛び込むことに。喜久雄は半二郎の跡取り息子・俊介と兄弟のように育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていく。そんなある日、事故で入院した半二郎が自身の代役に俊介ではなく喜久雄を指名したことから、2人の運命は大きく揺るがされる。
映画「国宝」を観てきた感想
ネタバレなし感想
歌舞伎をテーマにした大作映画『国宝』は、SNSで多くの方が「素晴らしい」と絶賛していて、ずっと気になっていました。
ただ上映時間が175分と長めで、しかも歌舞伎というテーマに少しハードルを感じていたので、観に行くかどうか迷っていたんです。
ですがJリーグ中断期間と連休が重なったタイミングで、思い切って劇場へ。
実際に観てみると、確かに長さはありましたが、キャスト陣の圧巻の演技と、豪華な舞台美術・映像美に引き込まれ、あっという間の175分でした。
特に吉沢亮さんと横浜流星さんの共演は、特撮や大河ドラマ好きのボクにとって胸熱!
スクリーン越しに伝わる迫力に大満足でした。
ちなみに、ボクの中での俳優イメージはこんな感じです。
吉沢亮さんといえば、やっぱり『仮面ライダーフォーゼ』のメテオや『青天を衝け』の渋沢栄一。
横浜流星さんといえば、『烈車戦隊トッキュウジャー』のヒカリ(トッキュウ4号)や『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の蔦屋重三郎!
あなたにとって吉沢亮さんと言えば?横浜流星さんと言えば?
ネタバレあり感想
役者を極めようとする人たちの日々の努力や、舞台裏で抱える孤独感や葛藤がとてもリアルに描かれていて、特に半次郎の代役を喜久雄を演じることになった楽屋の場面が胸に迫りました。
正直、作品内で上演されていた演目の中でボクが知っていたのは「連獅子」と「曽根崎心中」くらいでしたが、それでも十分に楽しめて、歌舞伎の世界にどんどん引き込まれていく感覚がありました。
全体を通して、舞台の裏側をのぞいているような没入感があり、観終わった後もしばらく余韻が残る作品でした。
伝統芸能ってやっぱり世襲制のイメージが強いけど、実際はどうなんだろう?この映画をきっかけに、ちょっと歌舞伎の世界について勉強してみようかなと思いました。
俊介が片足(義足)でお初を演じる場面は、痛々しさの中に役者としての執念や覚悟を感じて、思わず息を呑みました。
そしてラストシーン、喜久雄が舞台を見上げてつぶやいた「きれいやなぁ」。その言葉と共に広がった舞台の光景が、胸に焼きついて離れません。美しく、そしてどこか切なくて、とても感動的な締めくくりでした。
最後に糖尿病って怖い…。
まとめとおすすめ度
評判通りの素晴らしい作品でした。キャスト陣の熱演や映像美を堪能するためにも、ぜひ劇場の大きなスクリーンでの鑑賞をおすすめします。
総合評価:★★★★☆
歌舞伎や伝統芸能に興味がある方、吉沢亮さん・横浜流星さんのファン、役者の生きざまを描いた作品が好きな方には特に刺さると思います。
観に行く前に公式サイトの「豆知識」をチェックしておくと、舞台や演目への理解が深まり、より楽しめますよ。
おわりに
映画を観終わったあと、歌舞伎を実際に観に行きたくなる人もきっと大勢いるでしょう。
そんな作品でしたね。
ボクは昔、大坂松竹座で『義経千本桜』を観たことがありますが、正直そのときはさっぱり分かりませんでした(^^ゞ でも、この映画をきっかけに、もう一度歌舞伎を観に行ってみたいと思うようになりました。
とりあえず、まずは原作を読んでみたいと思います。
🎬 ぜひみなさんも映画『国宝』を観て、その余韻で歌舞伎の世界に触れてみてくださいね。
終わり!
