『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』を読み終わりました。

感想としてはとても面白くかつ勉強になり、同時に焦りもしました。なぜなら本書を読む限りでは台湾の人たちのモラルや人間性、政治的意識は素晴らしいものがあると感じたからです。それに著者であるオードリー・タン氏から語られる数多くのエピソードはどれも身近に考えさせられるものばかりでした。
タイトルのデジタルとAIの未来についてだけではなく、筆者が中学を中退した時に対する校長先生や周りの大人たちの反応。スティーブ・ジョブズの「精神的な自転車」や柄谷行人の「交換モデルX」。中国語の「保守」ではなく「持守(自分の意思を堅持する、貫くの意)」。PDIS(Pablic Digital Innovation Space)。台湾の人柄を表す「鶏婆(母鶏のように、おせっかいでうるさいの意)」等など、なるほどな。すごいな。と頷きながら読み進めていました。
先日行われた衆院選で自身が感じていた違和感。
「政治は国民が参加するからこそ前に進めるものなのだ」「政府が人々をまったく理解せず、政治に参加する必要もないと感じたならば、人々は最終的に政治に対する関心を失うでしょう」「他人から学び、考える」。台湾の人たちは年齢に関係なく誰でも政策に関して意見を述べられて、誰もがそれらをチェックする事が出来る。「二ヶ月以内に5000人の賛同した場合には、必ず政府が政策に反映する」というルール。
答えの一つが見つかった気がしましたよ。
終わり!
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