こんにちは。
「黄色い家」と聞くとゴッホを連想してしまう。
キリュウです。
今回は「黄色い家 / 川上未映子」を読んだ感想となっています。
よろしくお願いします。
著者のプロフィール
1976年、大阪府生まれで小説家、詩人、元歌手。
2008年、『乳と卵』で第138回 芥川龍之介賞受賞。
09年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回 中原中也賞、
10年、『ヘヴン』で第60回 芸術選奨文部科学大臣新人賞および第20回 紫式部文学賞、
13年、詩集『水瓶』で第43回 高見順賞、
同年『愛の夢とか』で第49回 谷崎潤一郎賞、
16年、『あこがれ』で第1回 渡辺淳一文学賞、
19年、『夏物語』で第73回 毎日出版文化賞を受賞。
あらすじ
2020年春、総菜店に勤める伊藤花は、ネット記事で吉川黄美子という名前を見つける。
60歳になっていた彼女は、二十代女性の監禁・傷害の罪に問われていた。
15歳の夏に黄美子さんと出会い、蘭と桃子の4人で黄色い家で過ごした日々。
心の奥底へと追いやっていた20年前の記憶。
花たちは金を稼ぐために危ない仕事に手を染め、徐々に疑似家族のように過ごしていた4人の関係が崩れ始めていく……。
読んでみた感想
読み終わった後に少し切なくなる物語でしたね。
主人公である花は皆が幸せに安心して暮らせていけるようにと、
一生懸命に頑張るのだけれど報われない。
現実なんてそんなモノなのかも知れないけど、
最終的には花自身の選択や努力の方向性が間違っていただけなのかなと。
東京喰種の台詞「この世の不利益はすべて当人の能力不足」が頭に思い浮かびました。
『黄色い家』刊行記念 川上未映子さんサイン会
2023年2月26日(日) 紀伊国屋書店 梅田本店で開催された『黄色い家』(中央公論新社)刊行記念 川上未映子さんサイン会に参加。
筆者とは初めてお会いしましたが、とてもお美しい方で緊張した~😅
と同時に、ものすごい関西弁で話しかけてきてくれたので驚きもしましたね。
ボクの勝手な想像で物静かでクールな方だと(店頭ポスターのせいだ!)思い込んでいたので。
書店員さんからいただいた用紙には『いつもSNSを楽しく拝見しています。黄色い家は買ったばかりなのでまだ最初のほうしか読めていませんが、これから楽しみに読ませてもらいます』と記入。
これを見た川上先生からは『SNS見てくれて、ありがとう~。物語の冒頭部分はどうやった?いい感じやった?これ読み終わって号泣したっていう若い女の子が多いねん~』
短い時間でのやり取りでしたがインパクト大でした。
途中、アンミカさんの親戚かな?と思ってしまいましたよwww
帯にノンストップ・ノワール小説と記載されているのですが、これはノワール(黒い)?
終わり!