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『鵜頭川村事件 / 櫛木理宇』を読んだ感想

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『鵜頭川村事件 / 櫛木理宇』文春文庫を読み終わりましたよ。

『鵜頭川村事件』

一九七九年・六月。亡き妻・節子の田舎である鵜頭川村へ、三年ぶりに墓参りにやってきた岩森明と娘の愛子。突如、山間の村は豪雨に見舞われ、一人の若者の死体が発見される。村の有力者・矢萩吉朗の息子で問題児の大助が犯人だと若者たちは息巻くが、矢萩家に誰も反抗できず、事件はうやむやとなる。抱えていた家同士の対立が顕在化し出し、若者たちは自警団を結成する。動き始めた狂気がさらなる狂気を生み、村は騒乱に巻き込まれていく―父と幼い娘は閉ざされた村での暴動と狂乱から逃れられるのか。狂気が狂気を呼ぶ、パニックサスペンス! 

読み終わった感想としては「ハラハラドキドキさせられたけど、何とも言えない絶望感だけが残る小説だったなぁ」でした。個人的には漫画「MONSTER / 浦沢直樹」や1992年3月に起きたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争などを連想しました。

世帯数250~300戸。人口は約900人からなる鵜頭川村で起きた暴動事件。大水害の土砂崩れのために閉ざされた空間となってしまった村内に蔓延る憎しみと怒りの感情。

ドラマ化やコミカライズ化もされているようなので、そっちの方もちょっとだけ見てみたい気もしました。

終わり!

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キリュウ
はじめまして、こんにちは!神戸在住の社会人でキリュウといいます。アニメ・漫画・特撮・ゲーム・読書・旅行などが大好きです(≧▽≦)ノ WCCF→FOOTISTA→プチ引退 / 週刊少年ジャンプ / ヴィッセル神戸 / キングダムハーツ / ゆかふぁみ / 宝塚歌劇 / Chéri Le Port / 株