こんばんは。
秋の夜長は読書に限る。
キリュウです。
今回はYouTubeチャンネル ほんタメで、MCのたくみさんが薦めていた「世界でいちばん透きとおった物語 / 杉井光」を読んだ感想ブログとなっております。
よろしくお願いします。
著者プロフィール
杉井光(スギイ・ヒカル) 1978年生まれ、東京都出身。電撃小説大賞の銀賞を受賞し、2006年電撃文庫『火目の巫女』でデビュー。その後電撃文庫「神様のメモ帳」シリーズがコミカライズ、アニメ化。ライト文芸レーベルや一般文芸誌で活躍。他の著書に「さよならピアノソナタ」シリーズ、「楽園ノイズ」シリーズ、『終わる世界のアルバム』、『蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ』など。
あらすじ
有名なベストセラー推理作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら様々な女性と交際し、そのうちの一人とは子供まで作っていた。不倫の末に生まれたその子供が僕だ。
宮内の死後、彼の長男から連絡があり、「親父は『世界でいちばん透きとおった物語』というタイトルの小説を死ぬ間際に書いていたらしい。遺作として出版したいが、原稿が見つからない。なにか知らないか」と告げられる。
長男から依頼される形で一度も会ったこのない父親の遺稿を探すことになり、知り合いの文芸編集者・深町霧子さんの協力を受けながら業界関係者や父の愛人たちに会いに行く。
様々な人たちと出会い、父の生前の話を聞いていくうちに辿り着いた真実とは――。
『世界でいちばん透きとおった物語』を読んだ感想
読み終わった瞬間に「う、ん?」となって、
しばらく考えて「そーゆーこと!?」となり、
最後に「スゲー!!」となったミステリ作品でした。
これに似た感覚は以前に一度味わったなぁと思いながら、
本のタイトルを出してしまうと一部【ネタバレ】になるかもなので書きません(笑)
こんな素晴らしい体験をさせてくれた『世界でいちばん透きとおった物語』。
京極夏彦先生の新刊の発売日に読み終わったのが何とも不思議な感じでした。
多分、映像化は無理だろうな。電子書籍化も厳しいって帯に書かれてる。
おわりに
ほんタメで筆者自身が語っていた、この作品を書こうと思ったキッカケが中学校時代に読んだ、とある本というのもスゴク気になるところではあります。
いつか知る機会があれば嬉しいのだけれど。
それにしてもこんなスゴイ作品なのに執筆期間が2か月だったと聞いて更に驚きましたよ。
どうやらシリーズとして考えていたらしいので作家兼助手の燈真くんと文芸編集探偵の霧子さんのコンビがまた見られるかもですね。
普段はあまり小説を読まない方にもオススメできる『世界でいちばん透きとおった物語』。
騙されたと思って秋の夜長に一度読んでみませんか?
読み終わったら、透きとおった~と言い合いましょうwww
終わり!