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『FACTFULNESS / 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 / ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著 上杉周作、関美和 訳』を読んだ感想

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『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 / ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著 上杉周作、関美和 訳』を読み終わりましたよ。

感想はとても面白く、考えさせられ、そして謝辞のページで少しだけ泣きそうになりました。

本の内容は著者のひとりであるハンスさんが感じた人々の勘違いや思い込みをなくして、事実(データ)に基づく世界の見方を推奨するといったものでした。

画像にグラフ、バブルチャートやクイズを用いて数値化した世界のあり方を提示しつつ、分断本能・ネガティブ本能・直線本能・恐怖本能・過大視本能・パターン化本能・宿命本能・単純化本能・犯人探し本能・焦り本能の10の思い込みの罠について各章で実体験の話も交えて分かりやすく解説。最後にファクトフルネスの実践方法を教えてくれています。

読んでいてドキッとさせられたのが第5章 過大視本能「目の前の数字が一番重要だ」という思い込み、174Pで書かれていた一節。「1918年に、スペインかぜと呼ばれるインフルエンザにより、世界人口の2.7%が亡くなった。ワクチンがないインフルエンザが蔓延する可能性は、いまでも捨てきれない。人類は大いに警戒すべきだ。」です。

その他にも第8章 単純化本能「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み、241Pで書かれていた「自分が肩入れしている考え方の弱みをいつも探したほうがいい」や246Pの「トンカチとくぎ」の話。

第10章 焦り本能「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み、293Pの「必要なのは総合的な分析と、考え抜いた決断と、段階的な行動と、慎重な評価なのだ。」や301Pの「5つのリスクとして、感染症の世界的な流行、金融危機、世界大戦、地球温暖化、そして極度の貧困。」

巻末には2019年1月15日 第1版第1刷発行とあるのですが、2021年4月現在で自分が置かれている状況を鑑みて驚きもしました。

321P「世界を理解するのにニュースは役に立たないと気づくかどうかは、わたしたちにかかっている。」

データを基に世界を正しく見る習慣。うまく出来るかどうかは分からないけれど、これからは意識して生きていこうかなとは思いましたね。

あと謝辞の約3ページにも及ぶ人名や団体名に対する感謝の気持ち。余命僅かだった著者の想いがボクの心にも伝わってきました。

一人でも多くの方にこの本が読まれることを願っています。

終わり!

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キリュウ
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